2012/03/21

休んで考えた事



photo credit: ssh via photopin cc


体調を崩して仕事を休んでしまった。
先週から色々あったのだが、自己管理ができていない証拠で多いに反省。

家族も終日留守にしていたので、家で1人で寝ていた。
前夜から睡眠時間は充分に取っているので、なかなか眠る事ができずに、
天井の節目を眺めながら、あれこれ考えを巡らせていた。
すると一つの疑問が浮かんできた。

僕はPIXTAという写真素材(ストックフォト)の販売サイトを運営している
会社で働いている。
その写真素材(コンテンツ)を提供してくれるのは、国内の同業他社等では
「カメラマン」とか「作家さん」とか呼ばれる人達だ。海外では「提供者」
とかいう定義をしていたりする。
しかし、PIXTAでは「クリエイター」と呼んでいる。
なぜだろうか?なぜ、「カメラマン」ではなく「クリエイター」だったの
だろうか。
創業期から携わっているが、みんなとその定義について議論した覚えは
ないなと気付いた。

■クリエイション=創造

そこで考えてみた。
クリエイターとはいわゆる「創造する人」という意味だ。
それは「頼まれて作る」と「自ら創る」というニュアンスの違いと言えば
良いだろうか。つまり、ものづくりを「人から頼まれる仕事」として取り
組んでいるのではなく、自発的に創造している人達だという解釈もあり
なのではないかと個人的には思う。

ストックフォトは、事前に予算もないし、何を撮るかといった企画等も自分
で決めていく。これはクリエイションする人にとっては、
とても楽しい作業であると同時に、リスクも内包している

売れなければ投下予算はすべて自分で被らなくてはならないのだから。

当時のメンバーは、コンテンツの提供者に対して自然とそういったイメージ
を持っていたのだろう。
このネーミングには、そういう意味でのクリエイター達への尊敬の想い
が込められているのだ。


■学びを深めよう

PIXTAのクリエイターは、アマチュアもプロも入り混じって腕前を競っている。
そんな彼らを間近に感じる事ができる「場」の運営に携われているなんて、
本当に刺激的だし、幸せだと思う。

しかし、一方では彼らの進化に遅れないよう、僕自身もっと貪欲に学んで、
より良いサービスづくりに貢献していかなくては失礼だ、と強く感じている。

布団なんかにくるまっている場合ではない。

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