どういう事かというと、適切なコンテンツを適切な方法で増やしていく事で、その価値がどんどん大きくなってくるからです。それは継続すればするほど大きな塊となってきます。その旨みを知ってしまったら最後、むしろ辞める事が難しくなってきます。
しかし、大切なのは「適切なコンテンツを適切な方法で増やす」ことです。それは、長期にわたって自分の資産ポートフォリオを構築していくような感覚です。
ポートフォリオ構築の戦略は、お金を運用しているファンドマネージャーのそれと似ていなくもないですが、ストックフォトの場合は中身を入れ替える必要はありません。追加していくのみです。
ただ、やはりむやみに撮影を繰り返していくよりも、ある程度のスパンで計画を立てた上で、実行プロセスに乗せていった場合の方が成功の確率は高いでしょう。計画というのは、例えば、投資の世界でよく言われる、「分散投資」という考え方は、ストックフォトでも検討に値します。
または、得意分野とその周辺を重点的に構築していくのもいいですね。自分にあったプランを立てるべきです。そして、当然柔軟な修正にも対応しながら、PDCAのサイクルを何十、何百回転も繰り返していくのです。
その感覚は、まさに雪だるま(雪玉)式です。雪の玉は、ある規模のサイズに到達するまで、「コロコロ」とせわしなく何回転も転がす必要があるのですが、ひとたびその大きさになってしまうと、次からは「ゴローン」と1回転させるだけで、それまでの例えば10回転に相当するパワーになります。
![子供と雪だるま[222895] - 写真素材](http://image.pixta.jp/image/blog/95/2e32d844102711cff7cb520dab855fbf_300_225.jpg)
(c) ぴけっと|画像素材 PIXTA
(↑奇跡的にこのイメージがありました!!)
ストックフォトのポートフォリオ作りもそんな感じです。適切なコンテンツの塊をその大きさまで育てることで、次の1回転には、コストや時間もかけられるようになるし、人がやらないチャレンジングなコンテンツにもトライできる余裕が生まれます。
その結果、クオリティがあがる上に、幅広いジャンルをカバーしたコンテンツが増えることで、ニーズに対する保有コンテンツの網羅性が高まり、セールスにもつながりやすくなるという理想的な好循環が手に入るのです。
「ゴローン」を目指して、まずは小さな塊を「コロコロ」してみませんか。
写真素材「PIXTA(ピクスタ)」