2011/07/24

ポートフォリオの構築

ストックフォトに取り組むと、「継続することの意義」ということを教えてくれます。

どういう事かというと、適切なコンテンツを適切な方法で増やしていく事で、その価値がどんどん大きくなってくるからです。それは継続すればするほど大きな塊となってきます。その旨みを知ってしまったら最後、むしろ辞める事が難しくなってきます。

しかし、大切なのは「適切なコンテンツを適切な方法で増やす」ことです。それは、長期にわたって自分の資産ポートフォリオを構築していくような感覚です。

ポートフォリオ構築の戦略は、お金を運用しているファンドマネージャーのそれと似ていなくもないですが、ストックフォトの場合は中身を入れ替える必要はありません。追加していくのみです。

ただ、やはりむやみに撮影を繰り返していくよりも、ある程度のスパンで計画を立てた上で、実行プロセスに乗せていった場合の方が成功の確率は高いでしょう。計画というのは、例えば、投資の世界でよく言われる、「分散投資」という考え方は、ストックフォトでも検討に値します。

または、得意分野とその周辺を重点的に構築していくのもいいですね。自分にあったプランを立てるべきです。そして、当然柔軟な修正にも対応しながら、PDCAのサイクルを何十、何百回転も繰り返していくのです。

その感覚は、まさに雪だるま(雪玉)式です。雪の玉は、ある規模のサイズに到達するまで、「コロコロ」とせわしなく何回転も転がす必要があるのですが、ひとたびその大きさになってしまうと、次からは「ゴローン」と1回転させるだけで、それまでの例えば10回転に相当するパワーになります。

子供と雪だるま[222895] - 写真素材
(c) ぴけっと画像素材 PIXTA

(↑奇跡的にこのイメージがありました!!)


ストックフォトのポートフォリオ作りもそんな感じです。適切なコンテンツの塊をその大きさまで育てることで、次の1回転には、コストや時間もかけられるようになるし、人がやらないチャレンジングなコンテンツにもトライできる余裕が生まれます。

その結果、クオリティがあがる上に、幅広いジャンルをカバーしたコンテンツが増えることで、ニーズに対する保有コンテンツの網羅性が高まり、セールスにもつながりやすくなるという理想的な好循環が手に入るのです。

「ゴローン」を目指して、まずは小さな塊を「コロコロ」してみませんか。

写真素材「PIXTA(ピクスタ)

2011/07/09

surfing-a-go-go!

今日はお休みですし、鎌倉も波ないので、こんなムービーで癒されましょう。

サイズが小さくてもこれだけロングライドできれば、いいな。でもアライアって難しそう。

Alaia @ Courts in Waikiki Hawaii from Aaron Powell on Vimeo.


だからどれだけロングライドすれば気が済むの!いいな。

Muskrats Do Vegas/Fergie And The from The Wave Journal on Vimeo.


デザイン!デザイン!

Untitled from Aaron Powell on Vimeo.



いいな。いいな。いいな。

サーフィンしたい。

2011/07/08

細部、ディテール



とっても好印象なCMだなーと思いませんか。

細部にわたって「人」の存在、動作、食材を中心としたモノ達との関係をすごく

大切にしているなんとも言えない感じがするんですよね。

親、兄弟、友人、恋人、家族、そして自分。身近な人々がいつもの様に料理をして

いるっていうイメージがすーと入ってきます。そして自分と周囲の人たちとが「料理

のシーン」で繫がります。まさに自分がそこに「いてもいいんだ」、「いたい」という

ような感覚に陥りました。こういう感覚こそが「共感する」ということだろうなと

思うのです。


この映像からは「台所で料理をする」という行為自体に素直に好感を持てました。

それでもってスマホでレシピがチェックできたらすっごく「いいね!」ていう。

でも、実はこのような共感が得られる自然な動作の表現は、細部に渡って緻密に

計算されていなければ成立しないでしょう。有名なタレントやモデルを起用して

いない分、勝負は表現力にかかっているわけですから。

携わった方々はものすごいセンスと構築力の持ち主達なのだろうなと勝手に尊敬

してしまいました。是非ストックフッテージにも取り組んでもらいたいな。


僕らのストックフォトのクリエイティブでは、こういった「共感力」の構築をもっと

大切にすべきかもしれません。


やはり、「神は細部に宿る」のでしょうか。