2010/06/27

写真の表現力に驚いた

先日、iPadに関するネガティブ意見のブログを紹介しました。


今回は自分が実際に見て触ってみた感想です。

週末は、僕が主催するとある会で、IT関連会社を経営されている
初対面の方がiPadを持参されました。しかも全員が初iPad連中だった
ので、最初の頃は自然とその極薄マシーンが座の中心的ポジションを
獲得していました。僕にとっても初めての生iPad。

彼の撮った写真を見たり、メンバーの輪を広げるために、同席者の
関連の方々が経営されているサイトなどを閲覧していました。
そのビジュアルの表現力は素晴らしく、タッチで写真がスライド・拡大
・格納される直感的な動きは、新しいビジュアルの見せ方だなと見入って
しまいました。とにかく写真がとても綺麗に見えます。
これは当社でもビジュアル検索向アプリのサービスを提供する必要が
あるかなと、調査もせずに断言してしまってもいいくらいの素晴らしさ
でした。(実際には色々と考えなければいけないこともあるけど)

それはさて置き、いくつかのサイトはURLをダイレクトに入力しても真っ白
な状態にしかなりません。

「おい、ちょっと見ないうちに会社無くなった?」

などと失礼な暴言を吐きながらも、だんだんとそれらのサイトの共通点が
わかってきました。そう、FLASHを採用していたサイトなんですね。

ただただ真っ白な状態なので、理解するまで時間がかかってしまいました。
それは確かに違和感ありました。
フラッシュで作成されている会社にとってのイメージは、確かにあまりよろしく
ないかもしれません。
「FLASHで作成されたサイトはサポートしておりません」
くらいの表示はあっても良いのではと思いました。

しかし、その分を差し引いてもPCとは違うビジュアルの扱い方を体験すると、
このツールは写真を扱う為に存在しているのではないかと思えてきます。

昔見たマイノリティ・リポートという映画でのハイテク画像検索の場面が、
親父たちが居酒屋でできちゃう的な感覚です。あの未来警察みたいな組織
で真剣に画像を扱っているのが急速に滑稽に思えてきます。

複数人と共有しながら鑑賞するためには最適なツールですから、広告や
ビジネスの現場ではビジュアルのプレゼンテーションが変ってくるだろうし、
まったく別の意味では、日本ではなかなか発展しないアート写真ECが普及
するきっかけになるかもしれません。

iPadのようなタブレットPCを意識して、ビジュアル表現は進化していくのでしょう。
間違いなくとても刺激的なツールです。



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