2012/01/29

その後はどうなるの?

女の子は4歳近くにもなると、父親の予想を超える理解力を見せたりして
時々はっとさせられることがあります。

たとえば、週末はいつもの母親に代わって、寝る前に僕が絵本の読み聞
かせをします。今晩もそうでした。
それが、「王子様とお姫様が結婚して幸せにくらしましたとさ」的なハッピー
エンド型の物語だったりすると、以前は幸せそうにうなずいて、電気を消し
て眠るというパターンだったのですが、最近は、なんだか納得していない
ような不満気な表情を見せる事が多くなった気がします。

そして、


「その後どうなったの?」


と、聞かれたりするときもしばしばです。

こやつ鋭いな、と感心しつつも、電気をして続編創作に即興でトライして
みたりします。急ごしらえな作品は、女子の心に響くようなアイデアを盛り
込めるはずもなく、結局中途半端で残念なエンディングになってしまい
がちです。
まぁ、話しいるうちに彼女も眠くなってくるから、大体それで終わりますが、
定番物語のその後の展開を考えるのは、意外と骨が折れる作業だという事
に気付かされます。

本編の題材をベースに空想を膨らませると、それはそれで新しい展開が
偶発的に生まれたり、子供にはちょっと聞かせられないスリリングな展開
なんかを思いついたときなど、自分もいつの間にか楽しくなったりもします。
そういう意味では、続編創作というジャンルはとてもクリエイティブだなと
言えます。

そこで、他にはないだろうかと「●●● 続編」などどググってみると、なんと
あのシンデレラには「続編」が存在していることを知りました。
(もしかして常識?)

シンデレラIII 戻された時計の針 [DVD]

さすがはハリウッドです。

ふと、子供の頃に親しんだ世界の童話の続編を、様々な人々が自身の
オリジナルなアイデアの作品として投稿でき、更にテキストはもちろん、
絵本やアニメとして、スマホやタブレットにダウンロードできるサイトがあったら、
子供たちだけでなく内容によっては大人も楽しめそうだなという考えが
よぎりました。

決済はいくつかのパターンがあって良いけど、Huluの様に、たとえコンテンツ
をローカルに落とせなくても、定額制で読み放題という形態だったりすれば、
僕の様な幼児を持つ世の親達は、かなりの確率で、子供に読み聞かせを
する必要のある一定期間の加入を検討しそうです。

加えて、作品の提供者側として考えてみても、著作権が有効でない童話で
あれば、それらの続編創作については、権利上の問題をクリアしてそうな気
もします。

それこそ世界中から奇想天外なアイデアの数々を集める事ができれば素晴
らしいですね。

もしそんなサイトがあれば、娘に読み聞かせてあげるのはもちろん、自分も
読んでみたいですし、ちょっと欲を出して投稿してみたい気もしています。

インターネットを通して、「アイデア」を価値に変える事ができる時代って、
いわゆるこういう事なんじゃないかと、3歳児に自らの創作童話を話しながら
熱くなり、再び起きだしてこんなブログを書いてしまった夜でした。

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