2013/06/16

海外事業:始めの一歩について

当社では海外事業が急ピッチで進んでいます。つい先日、英語版サイトもリリースしました。

リリースに先立つおよそ半年前から、進出国を含む事前リサーチをまずは役員間で進めてきました。そして、最近では役員以外のメンバーの海外出張もどんどん増えてきています。良い流れです!

そんな折、現在僕はコンテンツの調達チームとスペインはバルセロナにやって来ています。業界関連のイベントCEPICへの出席の為です。

こちらでは、彼らと一緒に行動を共にしていて何だか良い兆候に遭遇することができています。例えば食事の時など、自然と会社の話題などが中心になっているのですが、当然海外視点の話が盛り上がります。そして、その熱気というか流れが日本の会議室で話している時と少し違う空気を感じる事が多いのです。どちらかというとよりポジティブな議論に繋がっていることが多いようです。

それは、きっと知らない海外の土地に来ていることで、僕らの脳が新しい刺激を受けて活性化していることが影響しているんじゃないかと思うのです。何より自分自身がそう感じています。

例えば海外旅行に行くと、良く日本では買わない服をつい買ってしまったりすることってありますよね。それは「海外かぶれ」と一般的には否定的な意味の言われ方をしますが、僕はこれ自体はある意味悪いことではないなと考えています。むしろ停滞していた発想や行動を変えられる良い機会になっているんじゃないだろうかと。

だから、服を買ってしまう、という行為はしないよりもよりもした方が良い。そして後に「やらかした」と感じてしまうこともそれ自体はプラスの経験を積んだんだと捉える方がしっくりきます。変な服やモノでも感性に響いたら迷わず買ってしまえばいいんですよ。そのうち、以前は気づかなかった自分に似合うスタイルが見つかるかもしれません。いや、その様な行為の繰り返しがむしろ最適なスタイル作りに近づいているということだと考えられます。つまり海外に行って「上がった」瞬間の状態を大切に活かすべきなんですね。

インターネットを活用したウェブサービスに国境はないと言われます。しかし、現地の国を肌で感じる事が出来なければやはり「何か」がズレたままになってしまうものです。コンテンツ自体は言わずもがな、サイトに表示されるテキスト一つとってもそうですし、もう少し大きな視点で言えばUI含むデザインなんかにも少なからず影響してくるはずです。

ですから、まずは関わる人達が現地に赴いて肌で現地の事情を肌で感じ、その地にかぶれてみて、色々な議論をしたり、何か冒険してみることです。そしてそれらの経験をフィードバックするサイクルを回していければ、徐々に最適な方向が見つかってくるんじゃないでしょうかね。自分に似合う服を見つけて行く作業と同じで。

「まずは上がってみること」を恐れるな!です。

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