2011/06/02

ウサギ+カメ最強論

写真素材 PIXTA
(c) ぽなぺ写真素材 PIXTA


ウサギとカメという童話の、油断したウサギがこつこつやったカメに

追い越されたから、カメが偉いんだよ。という結論にはどうしても

納得がいかない。


ウサギがカッコイイ。


スピード(能力)があるものが、油断したが為に負けたというストーリー

はアンフェアだと思う。むしろ、ウサギは瞬時にカメが見えなくなる位の

ぶっちぎりで勝つべきなんだ。だから早く走れるように努力しよう!

とこっちを教訓とすべきだ。

が、人間はそううまくはできていない。油断や思わぬ落とし穴がそこら中に

潜んでいる。この世は本当にだれかによって創られた物語のようだ。

そう、この「ウサギとカメ」もそういった類だ。

あらゆる罠がひそんでいるんだよ、人生はそう甘くはないのさ。

「奢れる者久しからず」と教えているんだろうなと解釈すべきなのかも。

しかし、考えてみると、ウサギはカメと手を組む事でかなりのリスク

を回避できたんじゃないだろうか。

そうすれば、どこで油断して寝てようが、サーフィンしてようが、

カメが後からしっかりアラートを出してくれるので、軌道修正できる

わけだ。で先にゴール着いたことによる報酬をちゃんとカメと分け合えば

いい。まさにwin-winじゃなだろうか。

したがって、カメを認めることのできるウサギであったなら、もっと違った

展開があっただろう。自分がウサギタイプだと思えばしっかりとしたカメタイプ

をパートナーに据える。逆であれば、自分ではこの人にはとても適わないと

思えるスピードの持ち主をパートナーにして、彼(彼女)の方向性を間違わない

ようにコントロールする側に回る。お互いが自分の弱点と相手の長所を認めあうこと

ができれば、そういう組み合わせは、どんな仕事に挑んでもかなり高い確率でうまく

いく。アーティストとエージェント。小さな会社の社長と参謀。娘と父親。

どっちがどっちのタイプでもいい。相手の長所を尊重できればうまくいく。

(但し、娘が幼児の場合は例外)

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