2013/08/09

詩に触れる

詩。

私は詩を殆ど読まないし嗜みもしていない。しかし、ちょっとしたきっかけで読んだこちらのブログでは些かショックを受けた。著者は大庭亀夫さんという方。

引っかかった部分を引用すると、
言語のもつ絶対的な情緒や美、意味、その言語の誰が聞いても精密に同じ意味と情緒で受け取れる「かたち」を感受する能力が頂点に達するのは、だいたい16歳頃から22歳くらいまでで、冷たい言い方をすると、そこまでに詩を読む能力を身につけられなかった人間が、そのあとでいくら物語の才能にめざめて巧妙な仕掛けをもった物語を書けるようになっても、努力全体がなんだかぱっとしないものに終わるのは、文学の歴史にはいくらでも例があって、言語と人間のあいだに介在する事情を考えればやむをえないことでもある。
であるらしく、更に、
英語の世界では・・・・詩が読めない人間には思考そのものが出来ないのは常識であると思う。
と締める。うーむ。当ブログをもっと読み込むとその理由等も書いてあるのだが、とにかく詩が読めないと思考できないとカテゴライズされてしまうというのは聞きずてならないではないか!

ならば何か読んでみようと、彼にTwitterから恐る恐るおすすめを聞いてみた。すると以下のような名前を上げてくれた。いい人だな。

岩田宏・田村隆一・岡田隆彦・鮎川信夫・吉増剛造・西脇順三郎・・・・・

え、誰も知らない。聞いた事も無い。速攻Kindleで探した所(海外赴任中という事情もあるので)、なかなか彼らの詩集なるものはみつからなかった。で、結局以下の本をダウンロードしてみた。


まぁ初心者にありがちな選択だね。実は上記で上げて頂いたお名前は入っていなそうなのだが、とにかく読んでみることにする。大庭氏が知ったらきっと幻滅するであろうな。

ともかく、私はもはや詩を理解できないと言われる年齢をかるく超越している。まぁ詩を読むのが人生初とは言わないけども極端に経験は少ないし、多分ここ数年は手に取った事すら無い。

そんな私が改めて詩に触れてみる事で、内部で一体何が起るのか!起きないのか!目下そんな変化を楽しみにしているところなのである。決してデジタル積んどくにはしないぞ!

#それにしても詩集ってKindleでは手に入りづらいのね。やはり紙で読むべきものなのかな?



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