2014/05/04

0→1(ゼロイチ) と1→10 (イチジュウ)

「0から1にするのが得意な人と、1から10にするのが得意な人がいる」
ウチのマネジメント層のメンバーが、あるセミナーで聞いて来たという話の一端です。

前者は事業の立ち上げフェーズで力を発揮する人で、後者は立ち上がった事業を仕組み化しつつ更にスケールさせることに長けている人、と言い換えることができます。

これは確かにそう言えるなと思いました。私なんかは典型的なゼロイチタイプだといえます。そういったところにどうしようもない情熱を感じてしまうのはしかと自覚しています。

得意な分野にフォーカスして、ある種のスペシャリストのような働き方ができるとそれはそれでいいかもしれません。俺は立ち上げ屋、的なキャッチフレーズでも付けてみて。

しかし、どちらか得意な分野だけの仕事をしていれば良いということにならないのが現実です。実際の業務は両方のタイプが常々入り交じっています。

いわゆる事業が立ち上がった後(ゼロからイチになったとの判断は実は難しいですが)でも、事業の成長に伴って小さな「立ち上げ(プロジェクト)」が無数に発生することになります。例えば、関連するサービスをスタートさせたり、ウェブサイトへの新機能の追加などは規模の大小こそあれ「立ち上げ」と言えますよね。

ですから得意分野だからといって、立ち上げっぱなし、あるいは何かが立ち上がるのを待っている、では当たり前ですが、事業そのものが成り立ちません。事業の成長には両者の連続した噛み合いが必要不可欠です。それが継続したPDCAの運用につながっていくと思うのです。

従って、事業を成長させるという共通の目標をもつ組織の中にあっては、自分の長所を認識して磨き上げる事に精を出しつつも、互いの得意・不得意を理解し、補い合うことがとても重要となってきます。

そういう意味では、誰がさんのように、立ち上げという得意分野に邁進しているつもりになっていればいるほど、俺はやってる!と自己陶酔しがちになりがちですから、時たま周りの状況なども気を配り、我が身を振り返ってみるとよさそうですがどうでしょうか?

はい。その通りでございます!

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