2011/11/14

3億の写真

昨晩の帰りの電車。いつものように熱いツイートを連発しようと、はりきってTLを
スクロールし始めた時に、目に飛び込んできたきたのが「3億円・・・写真・・・」。(!)

それがこのWIREDの記事だった。

「3億円を超える写真」:その理由

芝生と道と曇り空の位置関係を、メジャーで計って個別に配置したようなこの作品を
見たとき、その昔、今や休刊となってしまった雑誌「エスクァイア日本版」の特集か
何かで見たことある!と思い出した。(そういう特集があったはず)

ツイートのタイトルにつられて読んでしまった記事だけど、3億という価格はアートとしては
特段驚くような事ではない。多分。。。
しかし、これは「写真」。先入感でいっぱいの私の脳は、「写真てそんなに高くは売れない
んじゃない?じゃない、じゃない、じゃない・・・」とリフレインが充満してくらくらした。

しかし、良く記事を読んでみると、高額な値がつく理由として、彼のこの作品は
「1枚しかない絵画のように」とか「絵画に匹敵する」とかいう言葉が並んでいるのだ。

なるほどね。
その技法や実際の評価の程は記事や専門家に譲るとして、そもそも「絵画のように」
1点もの(あるいは希少)であることが価値を構成する上では重要なんだ、と当たり前
過ぎることを改めて学ばせて頂いた。「需要と供給」の理論から考えても希少なものは
最強。

って、その事とこの写真に3億円の価値がついたというのはあまり関連していないんじゃ
ないのか・・・

結局あの脳内リフレインは消せないままなのだ。

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