2012/03/11

3.11&振り返りの大切さ



photo credit: Marc_Smith via photopin cc

震災からもう一年です。

私達の周囲では、それ以前と以降では様々な変化が見られます。

ボランティア活動が活発になるなど人々の利他的な行動、思考が確実に増えて
きたと思います。一方原発の存在が大きな問題となり、その点については様々
な考え方が日本の社会を覆っています。原発に端を発する日本のエネルギー
問題は今後も解決すべき優先順位の高い課題であり続けるでしょう。


【ソーシャルメディアの影響】
こういった情報や人々の考え方というものは、もはやテレビではなく、ソーシャル
メディアによって一瞬にして伝播します。
インターネットの中では「震災」「原発」というワードが記述されない日はありま
せん。私達は日々そのような情報に接して、あれこれと考えるのです。
ネットの中では、情報はどんどんやってきてそして瞬時に通り過ぎていきます
新しいワードや考え方に接する度に、だた「イイネ!」と反応しているだけでは
何も生み出すことにはつながりませんし、自分の考える基礎となる土台が積み上が
って行きません。いやむしろ「擦り減っていく」ような感じさえしています。


【振り返ろう】
こもような価値や規範、行為様式が多様化し、しかも流動的で曖昧な時代におい
ては、「振り返り」という行為がとても重要だと思います。

私にとっての「振り返り」というのは、これまでに経験、実行、学習してきた事柄の
中から、考え方や行動の基礎につながりそうなものを探すという行為です。
そういう意味では、インターネットで触れてきた事柄もそういった『経験・体験』と
いう部類に充分組み込めます。過去にどんなものに「イイネ!」を感じたのか、それ
をRTしたのはなぜか?そういった観点で振返ってみるのも良いかもしれません。

因みに、こんなサービスを使って自分のつぶやきを振返ってみました。

「Frikaetter」(ふりかえったー)

実にくだらない事ばかり言ってんなぁという感想しか出ませんが、「ほう、こんな
こと考えていたか」とか「こんな情報をRTしていたか」という発見が少なからずあり
ました。このような小さな刺激の集合が自分自身の土台となっていくのだと思います。

【そして生きていこう】
というわけで、本日3月11日は、私にとっては「震災」について振返る日とします。
各地で様々な催しが行われ、テレビも震災特集一色のようです。アイドルグループは
震災をテーマに大体的なイベントを開催します。
そんな喧噪をよそに、私はこの一年の自分と社会を家族と共に静かに振り返ることに
しましょう。

そして得られた気づきを土台の一部として、前を向いて生きていく事にします。

日本や他の国々でも、復興の土台となるような振り返りが数多くなされることを
祈念して。

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