2012/02/04

ファシリテーションという魔法

ファシリテーション

(英: Facilitation)は、会議、ミーティング等の場で、発言や参加を
促したり、話の流れを整理したり、参加者の認識の一致を確認したり
する行為で介入し、合意形成や相互理解をサポートすることにより、
組織や参加者の活性化、協働を促進させる手法・技術・行為の総称。

Wikipediaより


【実際に体験する】

遅ればせながら、組織やチームで仕事を進める上で、ファシリテーションが
重要なスキルであることに最近気付きました。
これまでファシリテーションという概念は知ってはいても、それは、ただ知って
いる、という事にすぎませんでした。

しかし、つい先日の事、素晴らしいファシリテイターのもとで実際にミーティング
を経験するという幸運な機会を得ました。
その効果を実際に目の当たりにして、僕自身、それ以前と以後ではミーティング
というものへの考え方が全く変わってしまったのです。

まさに「目から鱗が落ちる」とはこの事です。


【何が変わったのか】

その変化はいくつかあるのですが、もっとも感じていることとしては、参加者の姿勢
がそれもかなり積極的に変わってくるという事。
なぜかというと、「自分の発言が間違っているのでは」といった躊躇感を、ファシリ
テイターという存在が払しょくしてくれるからです。反対に、聞き手側もしかるべき
タイミングで質問させてもらえるので、他人の発言を途中で遮ることなく、最後まで
聞くことに徹することができます。因みに、ミーティングに於いては、この「聞く力」が
非常に大事だと思います。

つまり、参加者全員が積極的な発言ができる力と、聞く能力とが同時に向上して
いきます。これは相互納得感を醸成して、設定ゴールを取りにいくミーティングでは、
かなり理想的な状態であると言えます。

【1人1人がファシリテイター】

もしも、ミーティングへの出席者全員がファシリテーションスキルを身に着けた
メンバー同士であるならば、かなり高いレベルのゴール設定の共有力が増し、
数多くのミーティングを実施するなかでも、より具体的な成果を得ることができる
アベレージが格段に上昇しそうです。


【リーダーに必須のスキル】

成長期にある企業の運営には、多くのミーティングがつきもの。
日々様々なミーティングが発生します。それは取りも直さず、人的にも時間的に
も多くのリソースを割いていることになります。各々のミーティングの生産性の良し
悪しは、企業の利益を左右すると言っても過言ではないわけです。

したがって、ファシリテーションというスキルは、社員全員とまではいかなくても、
少なくともリーダー達に推奨されるべき重要度の高いものではないでしょうか。


【読んでみたい参考書籍 (備忘録として)】




もっと深く体系的に学ぶとより気づきも多そうです。

何でもそうですが、本などで学んだ事は一度実践してみる。そして振り返って
みてまた学ぶ、というサイクルの繰り返しで自分のものにしていく姿勢が大事
ですね。












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