2014/04/10

コッテージチーズを洗う

故あってビジョナリーカンパニー②を再読しています。
いつ読み返しても熱く読める箇所が多いですし、同時に自分の至らなさも痛感します。

その中でも、今の自分にとってもっともガツンとくる場面は「コッテージ・チーズを洗う」という規律の部分。

ここでは以下の文を引用します。

『トライアスロンの世界的なスター選手、デーブ・スコット選手は毎日の練習で、平均して自転車で百二十キロ、水泳で二万メートル、長距離走で二十七キロを一日も欠かさずこなしている。太りすぎるはずもない。それでもスコットは脂肪分が少なく、炭水化物が多い食事をとれば、さらに能力が高まると確信している。そこで、毎日の練習で少なくとも五千カロリーを消化していながら、文字通りコッテージ・チーズを洗って、脂肪分を少しでも取り除いた後に食べるようにしている。コッテージ・チーズを洗わなければならないことを示す証拠があるわけではない。核心はそこにはない。チーズを洗うのは小さな事ではあるが、この小さな方法によって自分の力がさらに少し強まると本人が確信している点にこそ核心がある。この小さな方法を多数の方法に付け加えることによって、強烈なほど規律ある一貫した計画を作り上げているのだ。』

というもの。文字通り太字の部分にいたく共感しています。彼のような研ぎすました習慣を身につけなければと真剣に思います。

しかしながら、それは何か、ということが問題です。自分にとってのコッテージ・チーズを洗うということはどういうことなのだろうかと。

・・・

何となくですが、それは「ブログを書く」それも「毎日書く」、ということなんじゃないかなと感じているのです。それもわりと昔から。

結局のところ、今の自分に足りていないのは縦方向への思考力。自分で言うのも何ですが、ちょっと器用(貧乏)なところがありまして、わりと何でもチャチャチャとできてしまいます。しかしながら決して驚異的な成果を叩き出しているわけではないのです。概ね平均点以上という感じです。

この年(もうすぐ48歳)になってみて気付くのは、ここまでは過去の遺産でやってきたのであって、ここから突出した結果を出し続けてゆくには、新たな再成長のステージづくりが必要だということです。それには、物事をしっかりと深く考え抜ける能力を身につけなくてはいけないし、その為にはこなれた習慣を強引に変えてゆく必要もあるでしょう。

そのきっかけとして、まずは「思考する為に書く」ということを習慣化することによって、考える癖を付け、それを他の多数の方法に結びつけてアクションにつなげてゆくという流れにつながるのではないかなと。

継続したブログの更新が、私にとっての「コッテージ・チーズを洗う」ことになるのかどうか、現時点では確信してはいませんが、まずはトライしてみたいと思います。

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