2012/04/22

互いに関心を持つ事



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長屋方式でいこう、と職場のチームメンバーと話していました。

どういうことかというと、例えばウチのチームに新しいメンバーが加わった時、会社の仕組みとか業務の進め方とか共通化されている部分におていは、業務的に直接関係ない人でも、長屋での近所付き合いの様にみんなで教えられるような感じがいいよね、という意味の話です。

昔の長屋では、各家庭は独立しているけども、ひとたび個別の玄関を出た往来では隣近所が皆知人。きっと世間での善し悪しなどを子供達に教え合った事でしょう。そこでは「どこの子」かどうかはあまり意識されなかったのではないでしょうか。この場合の「世間の善し悪し」というのが、会社での「種共通化されたルール」にあたります。新しいメンバーを子供に例えるのはかなり失礼が、今まで所属していた会社と違うルールに誰でも最初は戸惑うものです。すくなくともその点では、子供が世間を徐々に知って行くのと同じ様に、安心して取り組める環境が必要だなと思います。

入社研修で形式的なルール共有をしてみたところで、日々業務をすすめる実務においては、沢山の疑問が湧いてきます。すぐに聞く事ができる雰囲気、気づいた人が積極的に声がけしていく、イメージしているのはそんなカルチャーです。

「長屋」とは互いに無関心では成り立たないコミュニティだと思います。個人個人のプライベートエリアもありながら、ゆるやかな互助機能もある。互いに関心をもっているんだという認識を持つ事ができるとは心強いものです。家庭も職場もそういう「安心感」という土台があってこそ、失敗を恐れずに思いっきり仕事(あるいは熱中していること)に打ち込めるというものです。

互いに関心を持つ事とというのは相手もあることです。ですから一方の努力だけでは難しいかもしれません。しかし物事は少なくとも自分から意識しなければ何も始まりません。相手に、チームに、会社に、社会に、そして妻に、子供に、友人達に、関心を持つ事を忘れずにいたいと思います。

まずは自分から!

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