2014/06/12

マレーシアのタクシーアプリ

マレーシアのタクシーアプリでは、もうここがダントツ。
Grabtaxi.(マレーシアでMy Teksi)
http://grabtaxi.com/singapore/

誰に聞いてもここの名前が出てくる。
この状況からは、さすがのUberも同国でのシェア獲得は厳しいかもしれない。

それにしても、タクシーの配車アプリは、むしろマレーシアのようにメガ都市を中心にして栄えているような発展途中にある国や地域でこそ必要なのではないかと思う。

まずもって都市間の移動手段が車中心。それに加えて、タクシーのカルチャーとして、メーターが無い、ちょっと怖かったりで気軽に乗れない、またはタクシースタンドが少なく拾うのが難しい、といった環境こそがこのサービスを必要としていると思う。

東京で配車アプリの必要性を感じたことはあまりない。今のところアーリーアダプターが試してる感じ?まぁそもそもあまり乗らないか。シンガポールも東京に似てそんなに必要性を感じる都市ではない。電車やバスの交通期間が素晴らしく発達しているし、ある程度どこででもタクシーを拾うことが出来るからね。

ところでUberは最近巨額の資金調達をしたと聞く。自社が出遅れている地域の先行企業を買収することも当然考えている中の人もいるだろう。

その意味ではローカルを押さえているMyTeksi優位の前提も疑っておく必要はある。それに対抗して他国への進出という施策のハードルの高さを考えると、イグジットの選択肢も限られるよななんてスマホのちっぽけなアプリアイコンを眺めながら妄想している。

だけど消費者にとっては寡占はあまりよろしくない。個人的にはMyTeksi頑張れーという気持ち。

余談だけど、Uberのサービスを「移動する行為周辺ニーズがネットワーク化されたプラットホーム」だと考えると、そこから産み出される可能性は色々考えられそう。旅行系もつながるし、Airbnbみたいなサービスとの連携も考えられる。レンタカーやカーシェアリングも取り込めそう。

同社の戦略を調べてみたわけではないけど、アジアを飛び回っていると、本当になくてはならないサービスだと感じられるだけに、同業界のこれからの展開がとても気になっている。

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