2014/06/22

蛍の様な疑問符

蛍は、幼虫の時カワニナという貝の一種を捕捉して食べているということを昨日始めて知った。

蛍。その生態など殆ど気に止めたことが無かった。何と無くだが個体数が激減しているらしいということを小耳に挟んだことがある位だ。

久しぶりに帰国した週末の昨日、家族で行った近くの自然公園では、主に蛍(ゲンジホタル、ヘイケホタル)の保存に務めているらしく、所々に立つ看板を通して少し学ぶことが出来た。

蛍が生きるには、エサとなる貝が生息出来るような淡水がまずもって必要であるし、生育してからは闇が必要だ。明るい場所はどうやら苦手らしい。

もう僕らが生活している周辺ではそのような場所は限りなく減っている。謂わば、人間によって彼らの住む場所が減らされているという事になる。

その発光する美しい光でもって人間を喜ばしてくれている存在なのに、何とも皮肉だなと思った。

蛍を守らなきゃねと娘と話していても、どうすれば良いのかというHOWの部分が全く頭に浮かばない。

蛍に限らず、僕自身驚くほど生物に関する知識が不足している。野に咲く花の名前も知らないし、何で象は大きいのかと娘に問われても、生物の進化についてなど、スマホの電波が届いていなかったり、電源が切れていればお手上げ状態だ。

蛍にとってのこれからの時代はどうなるのか?環境変化について来れない種として淘汰を妥当だと割り切る?いや、そもそも蛍が生きにくい、この環境変化自体が問題なのではないだろうか?

一体娘にどう答えれば良いのだろう。

僕の頭の周りはそれこそ蛍の様な沢山の疑問符が舞っていた。

今こそ学び始める時なのかもしれないな。

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