2014/07/26

フィードバックの考え方

僕はゲームをやらないのだけど、世の中では、ゲーム会社の羽振りが相当良さそうにみえる。

人は何故ゲームに嵌るのか。

最近読んだ本で知ったゲームデザイナーのジェーン・マゴニカルによれば、それは、数多くの「フィードバック」の存在が鍵なのだそうだ。

何かがうまく行けば、「力+1」とか、「知識+2」とかそういうやつだ。或いはマイナスだってある。

それらの積み重ねに楽しみを感じ、更に難しい難題も解決し先に進んでいくんだというモチベーションの源泉になっているようだ。

今はゲームをやらないといっても、学生時代は少なからずやっていたので、そんな感覚はある程度理解できる。

とはいえ、現実の世界、特に組織に於いてはそういった継続的かつ魅力的なフィードバックを貰えることは極めて少ないかも知れない。自分を振り返ってみても、最近誰かに何かポジティブなフィードバックを貰えただろうか?うーん、記憶にない。

ということは、ある取り組みに対して、適時&適切にフィードバックが得られる環境を提供することが出来れば、参加メンバー達の課題解決に向けたモチベーション向上へとつなげられる可能性もあるわけだ。

まぁちょっと調べてみれば、この考え方はゲーミフィケーションというジャンルの中でカバーされているし、組織運営への活用も盛んなようだ。実際は、それらしき事をどの会社も取り組んでいる(はず)。

しかし、ともすると精神論に傾きがちなモチベーション向上に関しては、ゲーム的な視点から捉えるという発想は個人的にはあまり持てていなかったのが正直なところ。

そういう意味では、業務で日常的に行っているフィードバック自体の考え方を見直してみる良い機会なのかもしれない。

少し学んでみるべきかな。

それから、同時に自分へのフィードバックの仕組みについても考えてみたいところ。何をするのでも自分自身のモチベーションが不足していてはどうにもならないからね。

自分にとっての「力+1」とは何だろう?



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